はじめに
「僕を救ってきたロック、なのに今は…?」
気づけば、僕はもう40年以上、洋楽ロックと共に生きてきた。
嬉しい時も、苦しい時も、どうしようもなく沈んだ時も、いつもそばにあったのがロックだった。
ギターが叫び、ドラムが心臓を打ち鳴らし、魂を揺さぶる歌詞が「お前は一人じゃない」と語りかけてくれた。
ロックはただの音楽じゃない。僕の人生そのものだ。
なのに…最近、どうもおかしい。
かつては熱狂的に迎えられたアーティストの新作が、国内盤が発売されない。
ロックの魂は、どこへ行ってしまったのか?
「いや、まだ終わっちゃいない!」
そんな思いで、僕はブログを始めることにした。
ロックがくれたもの、救われた瞬間、そして今こそ聴くべき名曲。
僕の愛する洋楽ロックについて、思う存分書きます。
ロック好きも、そうでない人も、ぜひ読んでほしい!
さあ、僕と一緒に、ロックの本当の魅力を考えてみませんか!
よろしくお願いします。
ザ・ヴァーヴ【ラヴ・イズ・ノイズ】
今回、紹介する曲はザ・ヴァーヴ【ラヴ・イズ・ノイズ】です。
アップテンポでノリがよく、最高にカッコいい一曲。
けれどその歌詞には、現代を生きる僕たちの「愛」への葛藤が描かれています。
ザ・ヴァーヴについて
90年代を代表するカリスマ的UKロックバンド、ザ・ヴァーヴ。
解散と再結成を繰り返してきましたが、僕にとってはずっと特別な存在です。
メンバーは以下の4人:
- ボーカル:リチャード・アシュクロフト
- ギター:ニック・マッケイブ
- ベース:サイモン・ジョーンズ
- ドラム:ピーター・サリスベリー
彼らの音はダイナミックでエモーショナル。そのサウンドの迫力は、今聴いても色褪せません。
残念ながら、バンドとしての再結成はもうなさそうですが、リチャード・アシュクロフトはソロで活動を続けていて、ヴァーヴの曲もライブで披露してくれています。それだけでも十分に嬉しいことです。
歌詞から感じたこと
この曲でこう歌われています。
『俺達は何も見えていない、見ることができるのか?
俺たちは不完全のままだ
俺達は日陰に入ってしまい、見えなくなっているのか
光が差し込み、救われるのを待っている』
byザ・ヴァーヴ【ラヴ・イズ・ノイズ】
より翻訳。
ネガティブ思考に陥ると、
自分が暗闇の中にいるような気持ちになります。
人生の明るい面が見えず、
「自分に人を愛する資格があるのか?」とさえ感じてしまうのです。
さらにこうも歌われます。
『俺は何も見えていなかった、安全ではなく
道が長すぎたように感じる』
byザ・ヴァーヴ【ラヴ・イズ・ノイズ】
より翻訳。
不安でいっぱいになって、心配ばかりしてしまう。そんな時もある。
けれど、この曲のサビは、こう叫びます。
『何故ならば、愛はノイズ
愛は悲しみ
愛は俺が再び歌うべきブルースなんだ』
byザ・ヴァーヴ【ラヴ・イズ・ノイズ】
より翻訳。
歌詞考察
「なぜ“愛はノイズ”なのか?」と不思議に思いました。
“ノイズ(騒音)”とは、意図して出すものではなく、出てしまう音。
僕はこの曲で、愛もそういうものとして描かれているのだと感じました。
つまり、コントロールできない、心の奥から自然と溢れ出す感情。
それが“愛”なのだと。
そしてここで歌われている“愛”は、
恋愛に限ったものではなく、
もっと広い意味での「愛」。
人間として、世界とつながりたいという深い願いだと思うのです。
どんなに時代が冷たくても、
愛することが苦しくても、
それでも僕たちは、愛を捨てたくない。
これは、そんな思いを込めた、壮大で力強いラブソングだと思います。
まとめ
【Love Is Noise】は、サウンドも歌詞も最高にカッコいい名曲です。
2008年の【Love Is Noise】は、サウンドも歌詞も最高にカッコいい名曲です。
2008年のアルバム【Forth(邦題:再生)】に収録されています。
ぜひ一度聴いてみてください。
きっと、あなたの中にも何かが響くはずです。
こちらはPVです。
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お買い得の中古品です。
僕のブログを読んで頂きありがとうございました。
洋楽ロックにはこんな素晴らしい、人生に問いかける曲が沢山あるのです。
そんな素晴らしい曲を、これからも紹介していきます。
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